リスボンに憧れながら世界の片隅で砂を掴む

本、ポルトガル語学習、海外移住よもやま話。(※在住国はポルトガルではありません。)

海外生活で必要なもの。ラバーカップ。

日曜日にジョゼ・サラマーゴの『白い闇』を読み終えたので早速その感想を書きたかったのだが、月曜日という事でやる気が全く出ない。顔がずぶ濡れのアンパンマンの如し、である。それ故、お菓子を食べながら読み飛ばせる小話を書くことにする。

 

海外(途上国)は、家のものが頻繁に壊れる。

海外と一口で言っても、発展途上国、先進国、公営住宅、豪邸等、国と住環境により違いはあるのだが、私は先進国と豪邸には全く縁がないので、ここでは発展途上国の下〜並レベルの家の話だと思って読んで欲しい。

 

さて、本題である。

途上国だと、家のものが壊れて「私はここで死ぬのではないだろうか。」という経験をした在外邦人も多いだろうし、私にもそういう経験がある。また、実際に不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまった*1ような事故の話も聞いたことがあるが、とてもここに書ける内容ではない。だから、死なない範囲内の話を書く。

 

生命に危険の無い程度の室内設備の故障と言えば、そう、トイレである。

「またトイレの話かよ、お前はあつ森か!」というツッコミは甘受する。

とにかくトイレが詰まるのである。恐らく配管が貧弱なせいであろう。

そしてトイレが詰まった時、「ああ、あれが無い!あの、ズコズコするやつ!」と大騒ぎになるのである。

「トイレをズコズコするアレ」はラバーカップ(英語:plunger)という名称であるが、絶対に一家に一本買い置きしておいた方が良い。私の場合、初めてトイレが詰まった時サービスアパートメントに住んでいたので、マネジメントに電話一本かけることで何とかなったが、普通の家だとどうなっていた事か。日本は一般家庭でトイレが詰まる事など滅多に無いのでラバーカップを常備していない人も多いかと思われるが(私の実家にもラバーカップは無いしトイレが詰まった事もない)、もしどこか日本国外に住む予定のある人は滞在先で購入された方が良いだろう。

また、以前ネットサーフィンをしていたら、カナダかどこかの先進国で真夜中にトイレを詰まらせた日本人がその悲劇を語っていた。カナダでも詰まるのである。途上国は絶対に詰まる、なぜなら工事がいい加減だから。

 

尚、トイレの汚水が噴水の如く逆流してくるという信じられない事件も時折あちこちで発生しているが、変な家に住まなければ巻き込まれる事はないだろう、多分。

 

お菓子を食べながら読み飛ばせるはずの話が、お菓子を食べていたら気分が悪くなる話になってしまった。

*1:『疾風(かぜ)伝説 特攻の拓( ぶっこみのたく)』より引用