雑記
いつまで経っても帰国出来ないストレス、そしてニーチェを読み続けた影響で心身のバランスを崩し、何も書けない日々が続いていた。ポルトガル語の勉強も一時停止中である。こんな時はあまり考え込むのは良くないと思い、Netflixに再加入し、暇さえあればドラ…
ある晴れた秋空の日、午前。空は青く高く、乾いた風が街路樹の葉を穏やかに揺すっていた。 薬局にて割れていた薬瓶を交換した帰り道。刺すような日光の下、目を細めてゆるゆると気持ち良く歩いていると、異様な光景が視界に入った。 犬の排泄物の臭いが漂う…
植木らが 打ち棄てられて 夢見るは 赤子の泣き声 青の秋空 (マキシミナ11世) 以前、集合住宅の公共のゴミ捨て場に使用済み便器が投棄されていた事を書いたが、昨晩は観葉植物が捨てられていた。 観葉植物が捨てられていたのは今回が初めてではない。これま…
今回の記事は、Twitter歴約10年の元ツイッター廃人である私が、Twitterをやめようかどうか迷っている人に捧げたい。 書き始めた途端にタイトルから離れるが、まずはペソアについて。 私がポルトガル語を勉強しようと志したきっかけ……それは、フェルナンド・…
イケメンな変わり者が大活躍!日本の探偵小説シリーズをはじめから hontoのブックツリーを眺めていたら、上記のようなタイトルと、京極夏彦の『姑獲鳥の夏』のカバーが目に入った。 京極堂シリーズの中で美青年と言えば探偵・榎木津だが、どうも彼の事を指し…
ぼくは働く才能を持たないんだ。 『クヌルプ』(ヘルマン・ヘッセ、高橋健二、新潮社) 「海外で働きながら生活している。」などと書くと、とても意識高い人のように感じられるかもしれない。 「海外で働く」……この5文字だけで、タピオカのSNS映えなど一撃で…
「うちのフランス人はホニャララと言っていた。」 「同僚のマレーシア人はホニャララと言っていた。」 ネットを周回しているとこのような証言に出会う事がある。 ネットを周回しなくても、「フランス人は服を5枚しか持たない。」等の謎の本が量産されている…
「書く」事。それは、私にとって呼吸するに等しい事である。 物心ついた頃から、いつも何かを書いていた。(精神的に追い詰められて自分を見失い何も書けなかった時期もあるが、その頃の事は思い出すだけで吐き気がする。) 勿論、書く事が好きな多くの人々…
DINKsとして生きる事にした この件については書くか書かないか随分逡巡したのだが、自分自身の根幹を形作る要素の一つであるので、書いておく。 私は配偶者と二人暮らしのDINKsである。 日本で生活していた時には、まさか自分たち夫婦がこのような選択をする…
ブログを書き始めるにあたり、このようなタイトルを付けたのは初めてだと思う。 でも「ポルトガル・ポルトガル語」を勉強していて「海外移住」の話を書く人なのだから、ポルトガルに住んでいるのでは?と思われてしまったら、心が痛む。とても痛む。 故に、…