リスボンに憧れながら世界の片隅で砂を掴む

本、ポルトガル語学習、海外移住よもやま話。(※在住国はポルトガルではありません。)

2020-01-01から1年間の記事一覧

おすすめポルトガル音楽(1)農村ロック

先日ポルトガルのラジオ局ウェブサイトの話を記事に書いた。在宅勤務中延々とポルトガルの音楽だけを聴いており、ポルトガルがゲシュタルト崩壊寸前である。そんな中、いくつか素敵な音楽を見つけたので少しずつ紹介したい。 一年後でも、五年後でも、ポルト…

海を越えて世界へ浸食する『麦わらの海賊団』

「海外に行く前に、日本の歴史や文化の知識を身につけるべきである!」 「華人に漢詩を披露したら尊敬された!」 意識がチョモランマ並みに高い国際派日本人が、時折噴き上げる説である。 が、結論から言うと、何を身につけるかなんて個々人が好きにすれば良…

「いかがでしたか」なんて、本当は怖くて聞けない。そうだろう?

「書く」事。それは、私にとって呼吸するに等しい事である。 物心ついた頃から、いつも何かを書いていた。(精神的に追い詰められて自分を見失い何も書けなかった時期もあるが、その頃の事は思い出すだけで吐き気がする。) 勿論、書く事が好きな多くの人々…

猫好き必読の書『猫と庄造と二人のおんな』。猫は死なない(重要)。

掲題の通り、猫は死なない。無事である。一番重要な事なので、一番先に宣言しておく。*1 さて、谷崎潤一郎と言えば、『春琴抄』や『痴人の愛』等のタイトルが高校現代文の教科書(もしくは資料集)に掲載されていたと思う。しかし肝心の作品の抜粋が教科書に…

スナフキンのように生きる事の孤独

DINKsとして生きる事にした この件については書くか書かないか随分逡巡したのだが、自分自身の根幹を形作る要素の一つであるので、書いておく。 私は配偶者と二人暮らしのDINKsである。 日本で生活していた時には、まさか自分たち夫婦がこのような選択をする…

加速する世界の気温は『華氏451度』ヘと上昇する

悲報。また洋書専門店が閉店。 華氏451度についてガッチリ書こうと思っていたが、また一件本屋が閉店するというニュースが入ってきた上に、それが新型コロナ前に通っていた洋書専門店だった為、悲しみのあまりやる気を失ってしまった。新型コロナによる不況…

言語学習も現地へのコミットも諦めたという話

言語が難しすぎてついていけなくなった、という事ではない。 現在私は日本国外で生活している。場所については伏せるが、この地は英語圏ではない。 英語圏でない地域でも簡単な英語(ピジン)が通じる場所もあるが、現地に深く関わる為には、現地の言葉を習…

ポルトガルの音楽番組(ラジオ)

我が居住地にも新型コロナウィルスのビッグウェーブが到来している為、WFH(Work From Home, 在宅勤務)状態が続いている。好きな音楽を聴きながら仕事が出来るので、仕事が捗る……という事は全くなく、注意散漫になり、歌ってしまったりして停滞気味である。 …

ポルトガルのポルトガル語、テキスト

しっかり学ぶポルトガル語:文法と練習問題(カレイラ松崎順子著、ベレ出版) ポルトガル語のしくみ《新版》(市之瀬敦、白水社) 白水社 現代ポルトガル語辞典 以上3点の電子版を使用している。 1について。 音声データはベレ出版のウェブサイトから購入す…

使用済みトイレの不法投棄

初回投稿で「本の話がしたい!」と熱弁しておきながら、二回目は「トイレの不法投棄」の話である。 最近発生した衝撃的な出来事であったので、まだ怒りがホットなうちに記述しておきたい。 「トイレの不法投棄」と言っても、便所ゲーとして有名な『任●堂スイ…

住んでいるのはポルトガルではありません

ブログを書き始めるにあたり、このようなタイトルを付けたのは初めてだと思う。 でも「ポルトガル・ポルトガル語」を勉強していて「海外移住」の話を書く人なのだから、ポルトガルに住んでいるのでは?と思われてしまったら、心が痛む。とても痛む。 故に、…